2021年5月の投資成績と現在のポートフォリオ 〜ドラフトキングスのマイ転とテラドックの暴落によりパフォーマンス悪化〜
目次
投資成績
5月のアメリカ主要株価指数はS&P500が+0.55%、ナスダックが-1.53%であり、ハイテク銘柄の株価が軟調でした。そして私の投資成績を下のグラフに示しますが、先月以上にナスダックに差を広げられてしまいました。これは5月上旬のグロース株下落に伴ってテラドックとドラフトキングスの株価が大きく下落したこと、そしてピュアストレージを損切りしたことが主要因です。
この投資成績を見るに、あれこれ考えて個別銘柄へ投資するよりも、やはりインデックスを積み立てるのが最適解なのかもしれません。ただし、個別株へ投資することにより世界の出来事や新サービスに対して能動的に情報を集める姿勢が培われますし、うまくいけば大きなリターンを得ることもできます。この点はインデックス投資にはない大きな魅力だと考えています。インデックス投資は確定拠出年金や保険でカバーしているので、証券口座では今後も個別株投資を継続します。

配当金の受取実績
5月はアップルから0.81ドル、オウルロックキャピタルから4.92ドル、ハーキュレスキャピタルから14.00ドル、合計19.73ドルの配当金を受け取りました。アップルは一時的な保有ですが、ORCC,ARCC,HTGCといったBDC銘柄は今後も定期的な買い増しと保有を継続します。BDC銘柄は高い配当利回りが魅力なのですが直近数ヶ月は地味に株価右肩上がりなんですよね…投資額は少額ですが配当も値上がりも両方取れるとは至れり尽くせりです!
また、新型コロナウイルスのワクチン普及を期待して、業績好調かつ配当利回り約4%のファイザーへ4月に20万円ほど投資しました。最近はアメリカ経済活動正常化に伴う金融引き締めが懸念されており、今後のマーケットに先行き不透明感があります。ここは着実にキャッシュを得ることのできる配当銘柄へシフトするのも悪くないかもしれませんね。

保有銘柄
5月は私のポートフォリオの16%を占めるドラフトキングスがマイナス評価に転じ、15%を占めるテラドックが暴落してしまいました。それぞれ期待している銘柄ですし、損切りするのも今更ですので両銘柄とも保有を継続します。
また今月はテスラを購入株価と同値で売却し、ピュアストレージを約600ドルで損切りしました。これらで得た資金と保有するキャッシュでSMHとスクエアを買い増しし、パランティアとユニティーを新規購入しました。パランティアとユニティーは現在1000ドル程しか投資していませんので、今後はそれぞれもう1000ドル程買い増し予定です。ジラットサテライトネットワークスは宇宙関連銘柄兼5G銘柄として少額ですが新規買付し始めました。超長期保有を想定していますので、今後も少額づつ買い増ししていきます。


2021年5月の振り返りと今後
5月はユニティー【U】パランティア【PLTR】ジラットサテライトネットワークス【GILT】の3銘柄を追加しました。
ユニティーは3Dコンテンツの制作運用のためのプラットフォームを開発する企業です。ゲーム、映画、自動運転、建築設計など今後の3Dコンテンツの拡大に伴って成長が期待できます。最近私の読んだ医療関係の本の中に”ユニティー”と載っていました。簡単に説明すると手術前の患者の臓器の状態を3Dメガネを用いて、医療チームで共有を図ると言うもので、これは手術の現場で普及すると感じたため、ちょうど株価がボトムを打ったこともあって投資を決めました。
パランティアはペイパルマフィアのピーターティールが率いるデータ分析企業です。これまでは国防総省やFBIなど国の機関が顧客でしたが、最近は民間企業との契約締結が立て続けに発表されています。国や諜報機関へのリスク対策と民間セクターへの業務効率化、この両輪での事業拡大が期待されますね。データ分析企業と聞いて思いつく企業はパランティアであり、この分野におけるナンバーワンでオンリーワンな銘柄ではないでしょうか。
ジラットサテライトネットワークスはイスラエルの衛星通信会社です。衛星を通じたインターネット事業を運用しています。同様の事業はソフトバンクの孫正義が投資するイギリス企業ワンウェブ、そしてイーロンマスクが率いるスペースX、この2社が有名ですがまだ上場していません。ジラットサテライトネットワークスは日本の携帯3社含む世界の主要キャリアと取引がある黒字企業で、配当もある銘柄です。この銘柄は超長期で保有し、少しづつ買い増ししていきます。
5月は消費者物価指数が発表され、インフレ懸念が生じました。これにより株価が下落する場面も見受けられましたね。インフレ懸念が生じると、中央銀行が金融緩和政策から引き締めに動く可能性があり、先行きの不透明さを嫌う投資家が株を売却して現金保有率を高めることで、株価が下がる傾向にあるようです。
先日発表された消費者物価指数が高かった背景としては半導体不足による新車生産数の減少とこれに伴う中古車価格の高騰、そして2020年4月という新型コロナウイルス影響真っ只中な状況と比較させたことによるベースアップが考えられています。
今後は金融緩和引き締めの動向にマーケットが振り回され、昨年の様に右肩上がりの相場とはいかなそうです。相場が良い時に買い増しするのではなく、相場が悪い時に勇気を持って買い増ししていくことを心掛けます。

TDOCの暴落はきついですね。LVGOで得た利益がどんどん減っています。DKNGもまさかマイナスへ転じるとは思っていませんでした…残念!済んだ事は仕方ないですね。まぁ良い時期もあれば悪い時期もある。両銘柄に期待していることは変わりませんので保有継続でいきます。