【高配当株】双日株式会社
万年割安株として挙げられるのが商社株と銀行株です。商社株はいずれも優良銘柄かつ高配当ですので、長期保有を前提に購入を検討しています。商社は大手5社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)を5大商社、コレに豊田通商と双日を加えて7大商社と呼ばれます。今回は商社の中でも初心者が最も購入しやすい価格帯である双日について注目します。
なお、銀行株についてはマイナス金利による銀行の収益悪化やフィンテック(スマートフォンなどを使った送金や決済)の広がりによる新たな金融サービスの台頭により厳しい状況が続くと考えられますので、購入は避けようと思います。
目次
配当利回り5%弱!双日株の魅力!
7大商社の株価(2019年7月25日現在)と配当利回りを下の表に示します。商社6社の配当利回りが4%を超えており、高配当株として非常に魅力的です。私が特に注目したいのが1単元(100株)の購入金額です。双日は1単元の購入金額が4万円以下と非常に低い、いわゆる低位株です。このため購入するタイミングを複数回に分けることができ、初心者でもリスクを抑えて運用することができます。

双日の配当方針
双日は安定的かつ継続的な配当を謳っており、中期経営計画2020では連結配当性向30%程度を基本とすることを示しました。2013年以降のデータによると配当額と配当性向は右上がり傾向であり、当期純利益の向上と共に配当額も増額している傾向を確認できます。双日が業績を上げれば上げるほど、配当額も多くなりますね!


業績
2018年4月に始動した中期経営計画2020では、新規投融資を継続することで着実な成長の実現を図り、期間中に前期比10%程度の利益成長を継続して最終年度には当期純利益750億円以上を目標としています。
事業内容
流石の総合商社であり事業内容は資源・化学・自動車・アグリなど多岐に渡りますね。純利益における非資源の占める割合が多くなっている傾向にあります。資源価格に左右されない事業ポートフォリオを構成していってますね。正直、双日といえば石炭の印象が強いですので、この先の見通しが気になるところではあります。

また、2018年4月にビジネスイノベーション推進室を設置しています。コレは従来の取り組みを集約し、デジタル技術を活用して既存事業の生産性の向上を図ることを目的とし、スタートアップ企業との協業を通じた新たな事業領域の開拓に向けて取り組んでいくとのこと。今後は既存事業領域における新規ビジネスの創出や未開拓事業領域における成長を期待します。
業績推移
中期経営計画2020の初年度2019年3月期は、資源価格の上昇や国内外自動車ディーラー事業の新規取得などにより、当期純利益は前期比136億円増益の704億円。これは双日の過去最高益であり、年間配当は期初予想の15円から2円増額、前期比では6円増額となる17円です。
この成長を担保する投融資からの収益貢献は約80億円となり、2020年3月期には約140億円、2021年3月期には約220億円を見込み、着実に増加していく予定。

まとめ
双日は高配当銘柄であり継続的な増配方針を示しています。今後、米中関係や英国EU離脱などの影響が懸念されますが基本的には業績好調です。低位株ですのでNISA枠の余りを埋めることもできますし、購入するタイミングが分散できるので初心者でも購入しやすい銘柄と言えます。
今後は成長株のみならず、安定した高配当株を長期で保有することで配当金収入も増やしたいと思います。そのためには商社株のような高配当・増配銘柄をポートフォリオに組み入れていきたいです。
株式投資は御自身で判断下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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