【KMB】生着密着型の日用品メーカー!!キンバリー・クラーク銘柄分析
洗剤やトイレタリー用品、衛生用品などの日用品は毎日の生活に欠かすことができず、一定の需要が必ずあります。今回はティッシュやトイレットペーパー、マスクや紙オムツなど製紙・衛生用品を製造するアメリカの日用品メーカー、キンバリー・クラークを扱います。

目次
基本情報
会社名:キンバリー・クラーク(Kimberly-Clark Corp.)
ティッカー:KMB
セクター:生活必需品
採用指数:S&P500
株価:$133.5(2019/11/23時点)
配当利回り:3.1%(2019/11/23時点)
配当権利確定月:3,6,9,12月(配当支払月4,7,10,1月)
株価と配当

株価は右肩上がりで配当金も増配傾向です。2000年以降の配当利回りを確認すると4%を大きく超えることはないようですので、配当利回り4%が購入を検討する目安ですね。
売上高

売上高2012年頃をピークに伸び悩んでいます。オムツなどのパーソナルケア事業がキンバリー・クラークの売り上げの半分を占めますが、 P&Gやその他メーカーとの競争が激しく価格競争となっています。この分野は花王やユニチャームなど日本勢も勢いあるみたいですね。
発行済み株式枚数

発行済み株式枚数はリーマンショック以前から減少傾向です。自社株買いに積極的です。
総括
キンバリークラークはティッシュペーパーのクリネックスや紙おむつのハギーズなどのブランドを有しています。衛生用品のため高い品質が求められる分野で強いブランド力があり、景気低迷時でも一定の需要が見込まれます。人口が多くて経済成長の高い新興市場に強く、拡大も期待できそうです。また、自社株買いに積極的であり、増配傾向も変わらないでしょう。
その一方で2012年頃をピークとして売上高は伸び悩んでいます。オムツなどのパーソナルケア事業において他社ブランドとの競合やプライベートブランドのシェア拡大などに打ち勝てるかに注目です。また、日本ではペーパーレス化が進んでいますし、新興国を除く海外先進国においても同様かもしれませんね。今後の業績に要注目です。
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