代表的なアメリカ株の配当月一覧と増配年数
日本株の場合は一部例外を除き、半期決算毎に配当を支払う企業が多いです。一方でアメリカ企業の多くは四半期決算で配当を支払います。企業によって四半期配当月にズレがある為、銘柄を上手く選択することで毎月配当を受け取れるポートフォリオを構築することができます。
今回は代表的なアメリカ株の配当月一覧とその連続増配年数をまとめてみました。

目次
アメリカ株の配当月は4タイプ
アメリカ企業の多くは四半期決算で配当を支払うのですが、そのタイプは以下の通り4つに分類することができます。
- タイプ① 1,4,7,10月配当の銘柄
- タイプ② 2,5,8,11月配当の銘柄
- タイプ③ 3,6,9,12月配当の銘柄
- タイプ④ 配当月が変則的な銘柄
つまりアメリカ株で毎月配当を得るポートフォリオを組むためには、タイプ①〜③の銘柄をそれぞれ1銘柄保有する必要があります。なお、各タイプとも誰もが知る有名企業が含まれていますので、メジャーな銘柄のみで毎月配当ポートフォリオを組むことができます。
アメリカ株の配当月一覧
タイプ①〜④に関する具体的な銘柄とその連続増配年数を表にまとめます。


配当の権利確定日は配当支払月の前月または当月ですので注意して下さい!
アメリカETFの配当月一覧

総括
アメリカ企業の多くは4回/年の頻度で配当金を支払い、配当月に月ズレがある為、最低3銘柄で毎月配当金を受け取れるポートフォリオを作ることができます。
特にアメリカ株の場合はコカコーラやスリーエムなどグローバルな事業を展開し、連続増配年数が半世紀以上にも及ぶ銘柄も珍しくありません。これら減配や倒産のリスクが低い銘柄でも毎月配当ポートフォリオを組むことができるのがアメリカ株の良いところですね。

P&Gは63年連続増配!スリーエムは61年連続増配です!かの有名なブラックマンデー(1987年)やリーマンショック(2008年)を経てもなお増配しているのは凄すぎますね!
過去、配当貴族(25年以上増配)銘柄であるバンク・オブ・アメリカやジェネラル・エレクトリックが増配を止めたことがあり、その後、株価の低迷に長く苦しみました。他の経営陣も同じ轍を踏みたくはないと思いますね。