一部グロース株の利益確定とインドETFの購入(5月3,4週)

5月3,4週は相場が比較的落ち着きを取り戻し、リバウンドを継続した印象を受けています。特にナスダックが強かったですね。今後の相場を牽引するのはハイテク技術だと私は思っていますし、他の方も同様なのでしょう。

私は4月末にグロール株のポジションを取り始めたのですが、ヘルステック銘柄に資金を注力するために、この期間に一部の銘柄を利益確定しました。また、利益確定で得られた資金の一部をインドETFであるEPIに振り分けました。今回はこれについて簡単に記述します。

5月3,4週に売却した銘柄

クラウドストライク【CRWD】

クラウド型サービスに注目し、サーバーセキュリティを事業とするクラウドストライクへ4月末に投資しました。取得単価は約72ドルでしたが約75ドルで決済しました。この銘柄は値動きが遅く保有枚数も少なかったため微益で利確しましたが、5月22日の終値が82ドルですので結果として私の握力が足りませんでしたね。

アナプラン 【PLAN】

クラウド型サービスかつサブスクリプションサービスに注目し、プランニングソリューションを扱うアナプランへ4月末に投資しました。取得単価は約42ドルでしたが約49ドルで決済しました。5月22日の終値が51ドルですので、これまた結果として私の握力が足りませんでしたね。ただし5月26日が決算ですのでこの前にポジションを解消しておきたかったので良しとしましょう。取り敢えずは決算発表を待ち、その後の様子見です。

インベスコQQQトラスト・シリーズ1【QQQ】

取得単価は約200ドルでしたが約217ドルで決済しました。QQQはGAFAMが大半を占めているETFであり、長期保有で全く問題ないのですが、ヘルステック銘柄の方が株価の成長性が高いと判断して現金化しました。インデックス投資で大金を掴んだとは聞きませんし、安牌をとるか、そうでないかの違いですかね。

5月3,4週に購入した銘柄

ヘルステック銘柄(LVGO, TDOC)

リヴォンゴヘルスは約40ドルで仕込んで50ドルで全決算しましたが約55ドルで買い戻しています。過去記事のリンク先を添付しますが、第一四半期決算を確認するに将来性十分と判断しました。現在の株価58ドル強であり、60ドル前後で足踏みしています。テラドックヘルスも同様で今後は重要な社会インフラとなり得るポテンシャルがあると感じています。現状、私が注力する予定のグロース株はこの2銘柄です。

ウィズダムツリーインド収益ファンド【EPI】

4月22日にフェイスブックがインドのリライアンス・インダストリーズ傘下のジオ・プラットフォームズの株式の約10%(約6100億円)を取得したと発表されました。注目すべきはその後、5月4日シルバーレイク(約800億円)、5月8日ビスタ・エクイティ・パートナーズ(約1600億円)、5月11日サウジアラビア政府系ファンドPIF(出資検討中)、5月22日プライベート・エクイティ(約1600億円)、とジオ・プラットフォームズが連続して出資を受けている点です。

ジオ・プラットフォームズは携帯電話事業を扱う企業であり、これらの出資はジオの電子商取引、EC事業関連に注力するためとの報道がありますが…この短期間に発表された出資額を合計すると約1兆円!さすがに怪しすぎます!ただし、逆を言えば巨額の資金を投じても回収できると判断した、勝算があったとも捉えることができます。そもそもインドはGDP成長が著しく、労働人口ボーナスも噂され始めている国です。いずれ本格的に注目され得る可能性が高いので、これを機に投資し始めるのも一興です。

そこでインド株を検討しましたが個別銘柄に投資するのは非常に困難なようです。次に私が目を付けたのがドルで取引できるインドETFのEPIです。EPIは利益の高い企業に投資する事を目的に組まれたETFで経費率0.85%と比較的高いのが懸念点ですが、僅かながらに配当があり、構成銘柄数は約300銘柄で分散性は十分です。EPIは今現在18ドル弱で取引されており、購入単価が安いのも良い点です。また私が投資したいリライアンス・インダストリーズはEPIで最も構成比率の高い約14%を占めています。更に付け加えるとSBI証券の買い付け手数料無料ETFの一つに選ばれていますので、SBI証券ユーザーはお得に購入することができます。

EPI株価チャート

EPIの株価は新型コロナウイルスの影響で暴落し、一度底を打っています。現在の株価18ドル弱は安値圏ですので、この価格帯である程度の枚数を仕込んでおきたいですね。以上、私がインドへ投資を始めた背景でした。