【VIG, DGRW】増配ETFの増配率に給料の昇給が劣っている衝撃
目次
VIGとDGRWはインカムとキャピタルの両方が期待できるETF
インカムゲインを目的に2021年はBDC銘柄を中心に投資しましたが、12月上旬に楽天証券での新規買付が中止となってしまいました。新規買付停止があと数週間遅ければボーナスで買い増ししていたのですが残念です。BDC銘柄は配当利回り約8%の高配当であり、毎月一万円相当の配当金が得られるまで投資を継続するつもりでしたが間に合いませんでしたね。
今年は利上げやQTの実施が確実視されており株価が大きく下落、私のポートフォリオは大炎上中です!2022年は波乱の一年となりそうですね。そこで今後のインカム投資先として、個別銘柄は避けてETFを選択しました。結果、安定した配当金と値上がりが期待できるETFであるVIGとDGRWを選びました。その際、直近5年間の配当金実績や増配率を調べましたので紹介します。
構成銘柄

初めに両ETFがどのような銘柄で構成されているのか紹介すると、VIGは10年以上連続増配の実績を持つ銘柄で構成されており、DGRWは成長性と配当を兼ね備えた大型銘柄で構成されています
より具体的な情報を示すために、VIGとDGRWの構成銘柄の上位10銘柄とその構成比率を表にまとめました。すると、パッと見ても誰もが知る大企業ばかりであり、個別で保有したくなるような銘柄が散見されますね。個人的にはこれだけ確認したらもう安心です。
株価

両ETFとも増配傾向の大型銘柄で構成されており、当然ながら株価は堅調に推移しています。また両ETFで直近5年間の株価のパフォーマンスに大差ないことが分かりますね。経費率はVIGが0.06%、DGRWが0.28%と約4倍の差がありますが、私は気にしていません。この程度の経費率を気にするくらいなら、日々の無駄な買い物を見直す方がよっぽどお得ですからね。
なお先日、VIGやVOOなど数々のETFを運用するバンガードグループの創始者であるジョン・C・ボーグル氏が著した『航路を守れ』を読んだのですが、投資本ではなく回顧録として面白かったです。「ほとんどのトレーダーは市場平均に勝てない」「長期・分散・低コストこそが最も重要」をコンセプトとするインデックスファンドがどのようにして生まれ、絶大な支持を得るに至ったのか、窺い知ることができますよ。「航路を守れ」ですか…個別銘柄に資金を割いていますが最終的にはETFに落ち着くのかな。
配当金推移


2017年の配当金を1とした場合の配当金推移のグラフです。VIGは毎年着実に増配しており、配当金額は直近5年間で+39%となっています。また、DGRWは2020年に僅かに減配していますが、配当金額は直近5年間でなんと+63%です。
それもそのはず、両ETFの対前年比の増配率を確認するとえげつないペースで上がっていることが分かります。長期で保有すればする程、配当利回りが上がるETFだと言うことですね。
…なお、この結果を受けて私の給料を確認したところ、直近5年間で+20数%でした。給料が上がると税率も上がるので手取額は昇給通りではありません。消費税も上がりましたし、両ETFの株価は右肩上がりだし、とてもじゃないですが両ETFのパフォーマンスには勝てませんね。これを機に、給料に関する社内規定を確認しましたが、この先も直近5年間+数年分の両ETF増配率を覆すような大きな昇給は期待できそうにないです。
まとめ
VIGとDGRWは株価の上昇のみならず、着実に配当を得られる、しかも増配傾向にあるというETFです。配当利回りは2%弱と低いですが長期保有することで利回りアップが期待できます。
また、あくまでも私の場合ですが、VIGやDGRWの過去実績と昇給の見通しを考慮すると、貯金を最低限として両ETFへ投資した方がプラスとなりそうです。皆様は如何でしょうか?これらETFの増配率と源泉徴収の伸び率を比較してみても面白いかもしれませんよ。

各年の増配率はともかく、直近5年間…もっと遡っても同様ですが、私の給料の昇給がVIGやDGRWの増配率に劣っていることが判明しました。しかも今後もこれを覆せない見通しです…これは本当にショック!取り敢えず余ったキャッシュはこれらETFに投資します!