【PG】P&G銘柄紹介

2020年2月16日

今回は誰もが知る有名企業P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の銘柄紹介です。

P&Gは世界約180カ国で製品を提供している、世界最大の日用消費財メーカーです。パンパースやアリエール、ファブリーズやジレットなど、誰もが知る有名ブランドを有しています。20以上のブランドの年間売上高が日本円にして約1000億円を超えています。また、P&Gの株式は長期増配銘柄として有名で、何と1950年代から増配を継続しています。

身の回りにP&Gの製品はいくつかありますが個人的にP&Gと言えばパンテーンですね!!
シャンプーとコンディショナーはパンテーンを使用しておりお世話になっています。

基本情報

会社名:P&G (The Procter & Gamble Company)
ティッカー:PG
セクター:生活必需品
採用指数:NYダウ, S&P500
株価:$126.4(2020/1/18時点)
配当利回り:2.4%(2020/1/18時点)
配当権利確定月:1,4,7,10月(配当支払月2,5,8,11月)

株価と配当

上:株価 中:配当金 下:配当利回り

株価は2000年以降緩やかに上昇しています。特に直近の2年間は株価の上昇が顕著です。配当金は約半世紀に亘って増配を継続しています。配当利回りは3%を超えることもあるようですね。

売上高

上:通期売上高 中:四半期売上高 下:四半期売上高の増減率

2000年頃の売上高は約400億ドルでしたが、2008年までに800億ドルを超えるまで大きく成長。近年は事業売却やスピンアウトを積極的に行なっています。

有名な例として、2016年に電池メーカーであるDuracellをウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイに売却したことでしょうか。この時はバークシャー・ハサウェイが持っていたP&G株と引換えにDuracellを売り渡しています。これら影響により売上高は650億ドルまで減少していますが、営業利益率は安定して15%以上を維持しています。

発行済み株式数

上:発行済み株式数 下:発行済み株式数の増減率

発行済み株式数は安定して減少傾向です。株主からすると企業価値の向上に努めている姿勢は好材料ですね。

総括

P&G株について一言で表すと「株価の急上昇が続き、配当目的で買う気が起きない…」です。

下に過去7年間の株価グラフを載せます。これを確認すると2018年4月の株価を底として、今現在まで継続して右肩上がりであることが分かります。当時の株価が約70ドルであったのに対して直近の株価は約125ドルですので、この2年弱で株価が約1.8倍となったこととなります。日本の大型銘柄でこれほどのパフォーマンスは中々出せないと思います。

P&G株価

また、株価の上昇に伴って配当利回りは約2.4%にまで低下しています。インカムゲイン目的の投資をするならば、配当利回り3%以上は欲しいところですね。

この利回りならばP&Gよりも配当利回りの高い銘柄が他にもあります。今は無理してポートフォリオに組み込むことをせずに、大きな株価の調整が発生した場合に購入を検討しようと思います。だたし、ディフェンシブな銘柄ですのでそれほど下落しない可能性もありますね。