新型コロナウイルスの拡大懸念で株価暴落!今こそ2018年の経験を活かす時!
新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、2月最終週は全世界的に記録的な株安となりました。私は2月28日からポジションを取り始め、3月3日の株価下落時に買い増ししたため、現時点では株価の安いタイミングで購入することができています。眠気を抑えつつ、アメリカ市場の始まりと終わりを毎日確認していた甲斐ありました。
今後の二番底を意識して、なけなしの現金をかき集めていますので場合によっては更に買い増しします。

目次
2018年年末の暴落を経験して…
私の投資歴は約4年であり、2018年年末のクリスマスショックまたはパウエルショックと呼ばれる暴落を経験しています。今回のコロナショックを含めて、大きな暴落はこの2回しか経験していません。
当時は日本株を主に投資しており、具体的には双日、丸紅、みずほ銀行を保有していました。この3銘柄は配当利回りが高く、最低購入単価が安く、日本の有名企業であるため、投資を始めたばかりの方に人気のある銘柄ではないでしょうか。
初めて経験した暴落のスピードは凄まじく、12月上旬にあった含み益はあっという間に含み損になり、日に日に資産が溶けていったことを覚えています。この時、最初に実施したアクションが中途半端な買い増し、続いてタイミングの遅い損切りでした。今思うと色々勉強になりました…配当目的で現物保有だからと自分に言い聞かせつつも、資産がみるみる減少する様に耐えきれませんでした。ただ運の良い事に、リバウンド狙いで株を買い戻すと大当たりし、2,3日で失った資産を取り戻すことができました。
暴落明けの2019年、日本株の株価の戻りはアメリカ株と比較して弱く、2019年後半からやっと本格上昇したという印象があります。一方のアメリカ株は暴落からの戻りが早く、年の途中は米中関係の煽りを受けてもみ合いましたが、年後半から2020年2月上旬にかけて凄まじい勢いで株価が上昇しました。
以上、私は2018年年末の暴落とその後の株価の動向を経験し、アメリカ株へ投資するメリット・デメリットを考慮した結果、主な投資先をアメリカ株へとシフトしました。

2018年年末の暴落から学んだこと
アメリカ株へ投資するメリットは、アメリカの株価指数が長期で上昇トレンドにあること、配当貴族銘柄が多いこと、など諸々あります。これに関しては別途まとめますので、今回は私が2018年年末の暴落から学んだことを綴ります。
金額の大きな含み損は耐えられない
私の性格に依る所が大きいのかもしれませんが、配当目的で長期保有と分かりつつも、株価が極端に変動する状況下ではその評価損益に一喜一憂してしまいます。2018年年末の際は含み損が一気に増えてしまったので狼狽てしまいました。結果、先に記述した通り、中途半端な買い増しとタイミングの遅い損切りという最悪の手を打ってしまいました。
僅かな含み損ならば気にしませんが、その金額が大きくなると話は別です。私は大きな含み損に耐えられません。今回の暴落においても、当時の私のように振り落とされてしまった方がいるのではないでしょうか。その気持ちは非常に共感できます。
ある程度の現金を常に確保する
2018年年末当時はほぼフルインベストに近い状態でした。年末まで株価は堅調でしたし、その波に乗って資金を注入し過ぎていました。この状態で暴落を迎えた結果、含み損が大きく膨れ上がってしまい、バーゲン状態の銘柄を仕込むことができませんでした。
平常時に株価が高くて購入できない銘柄がバーゲン価格であるにも関わらず、これを購入することができないのは辛いです。優待目的で購入したい銘柄がいくつもありましたので。
購入単価を安く抑える
株は ”安く買って高く売る” もしくは ”高く売って安く買い戻す” で売買益となります。配当目的の場合は ”安く買って保有し続ける” でしょうか。2018年当時は株を買いたい時に買う、値下がりを待たず、指値も指さない状態でした。その結果、平均購入単価が高くなってしまいました。
1円でも株価の安い時に購入する意識、そして売買のタイミングを分けるなどの工夫が必要でしたね。

待ちに待った株価暴落!同じ轍は踏まない!
コロナショックの真っ只中ではありますが、今のところ2018年の反省を活かしきれています。ポジションが少ないので含み損も少額ですし、現金比率を高めていましたので余力は十分にあります。あとは安値を見極めつつ、バーゲンハントに徹していきます。
ただし、全てが順調なのではなく今回の暴落においても既に反省すべき点があります。コロナショックが落ち着いたら振り返ろうと思います。
総括
新型コロナウイルスの懸念は払拭されておらず、今日のNYダウも大きく下落しそうです。大きく二番底をつけるかもしれませんので要注意です。なお今現在は株価の乱高下が激しく、どちらへ抜けるか分かりませんが、長期スパンで捉えると今回の暴落も調整の一つだったと振り返れるのではないかと思います。アメリカの株価指数は長期で上昇トレンドなのは事実ですから。
また、急激に円高が進んでいます。2月20日に1ドル112円であったのが3月6日の今現在105円です。外貨でアメリカ株へ投資するならばドル転のタイミングも重要ですね。
最後に、早く新型コロナウイルスが治まりますように。

今回の下落と今後の上昇を振り返ることで初めて2018年の経験が生かされたと評価できると思います。まずはマーケットが落ち着くまで気を抜かずに頑張りましょう。