初めてのリバランス(4月4週)

2020年5月5日

4月4週はWTI原油価格が-40ドルという歴史的な安値を付け、相場は大混乱するかと思いきや3月末の安値を切り下げることはありませんでした。やはりコロナショックと逆オイルショックのダブルパンチで一度底を叩いた様です。今後はネガティブなニュースの度に一旦値を下げるでしょうが、そのタイミングが押し目となりそうですね。

4月4週に売却した銘柄

今週はアメリカ株へ投資を開始して以降、初めてポートフォリオのリバランスを実施しました。4月4週からアメリカ企業の決算が発表され始め、より高配当な銘柄に資産を移すためです。なお、基本の投資スタンスはバイアンドホールドであり今後も継続していきます。

ジョンソン&ジョンソン【JNJ】

3月末に初めて購入して含み益が出ていました。利回りが2%と低く、保有枚数が数枚でしたので売却しました。

デューク・エナジー【DUK】

私が初めて購入したアメリカ株であり、3月末にも買い増していました。利回り4%強で評価損益はプラマイゼロでしたが、保有枚数が少ないため思い切って売却して他銘柄に資産を振り分けました。

バンガード・ハイディビデンド・イールドETF【VYM】

3月末から先週の頭まで継続して購入しており、含み益もありました。保有枚数が多くなく、利回り3%程度ですので、より高配当な銘柄へ以降するために売却しました。

4月4週に購入した銘柄

ロイヤル・ダッチ・シェル【RDS-B】

WTI原油価格が-40ドルという歴史的な安値を付けるもロイヤル・ダッチ・シェルは35ドルから33ドル弱へ値を下げた程度でした。もはや20ドル台まで株価が下落することはなさそうですね。ロイヤル・ダッチ・シェルは1945年以降、減配していない企業であり、現状の利回りは11%弱です。

青:RDS-B株価 黒:配当利回り
  • 歴史的な原油安にも関わらず株価が下落しない。
  • 70年以上減配していない企業であり、減配の可能性が低い。
  • 現在の利回り11%弱。

以上の3点を考慮すると長期保有しない手はないです。今週はチマチマと指値を入れて購入しました。今後も35ドル以下を目安に購入していきます。

インベスコ【IVZ】

インベスコ・リミテッドはNASDAQ時価総額上位100社指数に連動するETFで有名なQQQを運営する資産運用会社です。世界20カ国以上の拠点で資産運用サービスを展開しています。ニューヨーク証券取引所に上場し、S&P500種株価指数の採用銘柄になっています。SPYDなどETFの構成銘柄にも採用されていますので、ETFを保有しているならば間接的に保有している銘柄かと思います。

インベスコは4月23日の決算で業績不振と配当半減が発表されました。現在、リーマンショック時以上に値を下げており、株価8ドル弱、減配後の配当利回り8%です。収益力が弱まっていますが経済活動の再開と共に回復していくことを想定して少量ずつ購入していきます。ちなみに1998年以降、無配当に陥った事がない銘柄です。

青:IVZ株価 黒:配当利回り

グロース株(TDOC,LVGO,CRWD,PLAN)

新型コロナウイルスが治まった後の世界、アフターコロナもしくはウィズコロナの環境下においてどの様な事業が成長するのか考慮して以下のグロース株へ投資しました。

具体的には、病院へ行かずに診察を受けることのできる遠隔医療を事業とする企業としてテラドック【TDOC】とリヴォンゴヘルス【LVGO】。クラウド型サービスかつサブスクリプションサービスに注目し、サーバーセキュリティを事業とするクラウドストライク【CRWD】、プランニングソリューションを扱うアナプラン【PLAN】。

ヒロテル

いずれもまだ黒字化していない今後の成長が期待できる企業です。きちんと収益をあげるまで長期で保有しようと思います。

今後の購入する銘柄

4月4週に購入した6銘柄、そして株価の戻りが良くないコカ・コーラを対象に投資を検討しています。現状、配当銘柄の株価の戻りが落ち着いた印象を受けています。この状態が続いている間に新型コロナウイルス影響下の環境でも成長できるグロース株への投資を優先しようと思います。株価が上がりきる前に安値で仕込むことが大切ですからね。